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この様な虫歯を治療する場合、以下の3種類のインレーから選択した頂きます。
黒字の中が虫歯で、削合していく範囲となります。
ただし歯の位置や虫歯の大きさにより選択できないものもあります。
メタルインレー
保険適応のインレーです。いわゆる銀歯と言われるもので金属を使用しているため破折等のリスクは低いです。
そのためインレー自体の厚みは薄く作製できるため歯を削る量は少なくできる場合があります。
ただ歯との接着力は低いため表面積の確保などで削る量が増える場合もあるので、症例によりけりな所がありますのでご相談ください。
欠点と致しましては、素材特有の劣化も含めて5.4年ほどで外れたり、2次虫歯などにより再治療になるという統計*1 もでております。
*1 口腔衛生学会『歯科修復物の使用年数に関する疫学調査』 森田他
CADインレー
保険適応のインレーです。ハイブリッドレジンというレジン(いわゆる歯科用プラスチック)とセラミックのハイブリッドです。
従来のレジン単体より強固にできており、保険適応での唯一の白い詰め物となります。
ただし使用する場所と口腔内の状況により使用の可否がありますので、ご自身の場合適応かどうかなどはご相談ください。
欠点と致しましては、素材由来の着色の着きやすさや破折、たわみによる外れるリスクがあります。
セラミックインレー / 1歯 44,000円
保険適応外のインレーです。汚れにくく見た目も天然の歯に近く作製することができます。
セラミックはその耐久性や汚れにくさ、接着力から10年後生存率が90%以上と*1統計が出ております。
*1 口腔衛生学会『歯科修復物の使用年数に関する疫学調査』 森田他
インレーの選択肢のメインとなっております。
欠点と致しましてはセラミック (陶器) ですので過度な力が加わると破折するリスクがあります。
よって奥歯などでどうしても割れてしまう場合は特注となりますがゴールドのインレーをお勧めいたします。