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ウィングデンチャーシステム



「新開発の入れ歯」ウィングデンチャー (特許第5720012号、特許第6561306号)

ウィングデンチャー(特許第5720012号、特許第6561306号)は、噛みやすく、装着感もよく、目立ちにくい、いまある歯も守ることを追求した新開発の部分入れ歯です。

部分入れ歯の概念を変える

「合わない」、「痛い」、「ガタガタする」、そして「噛めない」。
部分入れ歯で困っている患者さんがしばしばおっしゃる言葉です。

入れ歯治療では、歯科技工士とともに色々な方法、手法で多くの患者様に喜んでいただいてきました。
ただ、先人達の考えた方法、学会が認めている手法を完全にマスターできているというだけはなく、そもそも入れ歯の「概念」を変えないといけないのではないか。
ウィングデンチャーは、そんな問いから開発が始まりました。

従来の部分入れ歯の問題点は大きく2つ。
1つは、残存している歯を支持歯とするため、その形状や動揺の状態に制限を受けて維持力の調整が困難であること。
もう1つは、残存歯に負担がかかるため、いずれは支持に使えなくなってしまうこと。

ウィングデンチャーは、従来の「着脱が1方向のため、支持歯に負担がかかる入れ歯」ではなく、「歯を包み込ように保持し、支持歯に負担をかけない入れ歯」としたことで、動揺が少なく、残存歯を守り、不快感が少ないとう、「噛める入れ歯」となりました。

 


ウィングデンチャーのしくみ

ウィングデンチャーシステムは
① 固定義歯床部
② ウィング部
③ ヒンジ部
④ キー部
から成り立っています。

残存歯、顎堤の形状に関係なく作製でき、いったん装着すると動揺なく固定することが可能です。
ウィング部は、弾力性と耐久性を備えた特殊ナイロン素材「TUM(タム)」を使用しており、優れたフィット感を得られます。
着脱は、キー部をワンタッチ操作するだけ。残存歯に負担がかかりません。

残存歯は、どれだけメインテナンスしていても経時的変化(移動、動揺、摩耗、欠損)が生じますが、ウィングデンチャーはその調整が容易であることが一番の長所と考えています。


ウィングデンチャーミニ

ウィングデンチャーは歯が1~7本しか残ってない方用ですが、それ以外の方に向けたウィングデンチャーミニやノンメタルクラスプデンチャーもあります。

これも当院で開発した入れ歯ですが、従来の入れ歯と違い「ぐらつかず」「目立ちにくい」噛みやすいものです。


ノンメタルクラスプデンチャー

少ない欠損なら「目立ちにくい」「物が詰まりにくい」「外れにくい」このTUM義歯が最適です。



講習会のご案内

ウィングデンチャーシステムの導入を検討されている、歯科医師、歯科技工士のための講習会を行っております。詳しくは株式会社T・U・Mへお問い合わせください。

株式会社T・U・M
https://tum-dental.co.jp/
(TEL)072-637-3511 (FAX)072-637-3521


開発年表

平成20年

ポリアミド樹脂を用いた新たな部分入れ歯とそれに用いるアタッチメント・材料の開発開始

平成20年
平成24年

ものづくり中小企業・小規模事業者施策開発等支援補助金 交付

平成24年
平成26年

ウィングデンチャーの特許出願(特許第5720012号、平成27年取得)

平成26年
平成27年

日本歯科補綴学会ポスター発表「スウィングロックにかわるWing-Dentureの開発」

平成27年
平成28年

日本歯科評論別冊2016「パーシャルデンチャーのPitfallと回避策35」掲載

平成28年
平成31年

ウィングデンチャーの特許出願(特許第6561306号、令和元年取得)

平成31年
令和2年

株式会社TUMにより「歯科用精密アタッチメント」の薬事承認取得

令和2年
令和3年

ウイングデンチャーシステムについてまとめた冊子を刊行

令和3年
令和5年

ウィングデンチャーについての研修・講演会を開始

令和5年
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