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COLUMN〜コラム〜

子供の口腔機能トレーニングについて

今回は今流行り?の子供の姿勢やMFTと呼ばれる筋機能訓練についてです。
よくSNSで子供の「お口ぽかん」をやめさせよう!などを目にするかと思います。
いわゆる子育て系インフルエンサーがそいうことを言うのはさておき、昨今では歯科医師がこぞってそういうことを挙げているのを目にします。
はっきりいうと理由は簡単で保険診療として計上しやすくなったから、といううのが大きな理由でしょう。
実際、歯科医院対象の売り上げアップコンサルタントみたいな会社があるのですが、そこにも小児の姿勢で売り上げをアップしよう!という謳い文句が多くあります笑

実際に何もしないよりかは何かをした方がいいのは間違いないですが、目的と手段を明確にしないことには時間の無駄になってしまいますので私の考えなどをここでは述べさせていただきます。

①そもそもMFT(筋機能訓練)はすべき?
これは明確にすべき、です。
成長発育というものは、遺伝的要因(生まれる前から決まっている)環境的要因(生まれてから決まるもの)の両方により決まります。
遺伝的要因はなかなか変えられものではありませんが、環境的要因は変えられます。
例えば、本来は顎がしっかりしていて歯並びが良くなるはずの骨格の子供が指しゃぶりが治らずに出っ歯になってしまう、などです。これは指しゃぶりが環境的要因なので、そこを未然に防ぐことで歯並びは崩れずに済みます。
MFTは環境的要因の改善トレーニングなので誰がやっても得するものなので、行うこと自体は大きくお勧めいたします。

②MFTだけで良くなる?
これは間違えです。
ダイエットや筋トレと同じで大事なのは日々の食事や睡眠などの習慣です。
特に子供の行うトレーニングなので長くても5~10分で済ませないと続かないので、それだけで劇的な改善はありえません。
毎日毎日コツコツとトレーニングを続けながら、お口を効率よく動かせるような食事やストレスを溜めない睡眠、また姿勢を悪くしないお部屋での過ごし方など、さまざまな習慣化を用いて効果は発揮できます。

③歯並びが良くなる?
これはそうなる可能性がある、とだけ考えていただいたら結構です。
現在明らかなガタガタがある、出っ歯だ、受け口だ、という子の関しては幾分かの改善は見込めますが、MFT単体で歯並びがビシッと真っ直ぐになるとは言い切れません。

④じゃあ何のためにやるの?
究極の目的は姿勢、食事と呼吸の改善によるバランス改善です。
本来頭蓋骨の形は脳の成長とリンクして決まります。脳が大きく発達するのに対してその器として同じく発達していきます。上顎骨は頭蓋骨の一部分なので、そこにリンクしていきます。そこに呼吸をするための気道の発達と上顎骨の成長に追いつくかのような形で下顎が成長していき、最終的に頭部全体の成長発達が完成していきます。
要は元々は顔含む頭全体は脳の成長と効率良い呼吸、酸素の吸収のための形に成長していくようにプログラミングされているんです。
ただ食べ物の種類やテレビを見る姿勢、スポーツの癖や、今ですとスマホ時間など多種多様の環境的要因によりプログラミングによる想定されたゴールから遠ざかっていくんです。
ただそれでも特に問題なく大人になっていけるように順応はしていくのですが、一部そうはいかずに問題として残る場合があります。
例えば歯科領域で言うと、口呼吸による歯並び不正や、顎の左右のずれによる噛み合わせのずれなどが代表されます。
また正しい呼吸様式が大人になっても改善できないと肩こりや頭痛など多岐にわたる症状と出るのかもしれません。
つまりは小児のMFTは綺麗な歯並び、と言う話だけではなく、なるべくプログラミングによる想定されたゴールへ近付け、本来のバランスに沿った成長を果たしていこう、と言うものです。

⑤口腔領域だけでなく全身を見ることが大事
舌の動きが悪く、筋力の低い子の睡眠時は酸素の取り入れ量が少なく、俗に言う寝不足状態になっていることがあると言う論文があります。たまにいびきをかいている子供がいますが、まさにそれです。
寝不足であると成長しにくいというイメージがあると思いますが、その通り低酸素のままだともろもろ影響が出てくることもあります。

そして舌というのは舌骨と言う骨に引っ付いており、その舌骨と言うものは鎖骨と繋がっています。
そして鎖骨は肩甲骨や頭蓋骨、肩甲骨は背骨や上腕骨、背骨は下半身とも繋がっています。
このように舌だけを見ても全身と繋がっていくように、人の体は全体がリンクしていますので口腔内だけを触っても元に戻る、後戻りをする可能性が大きいわけです。
ですので成長発育を見ていくのであれば口腔機能MFTだけでなく全身の姿勢も良くしていけるように、家庭でもさまざまな工夫や努力をしていく必要性があります。


結論
姿勢、栄養、酸素、睡眠の質を改善することが本来のMFTの重要性
であると思っていただけるといいかと思います。
そしてゴールは綺麗な歯並び、とかではなく将来、大人になった時に本来持っている能力通りのパフォーマンスを発揮できるように成長させてあげることにあります。
悲しいかな誰もその本来のパフォーマンスかどうかを確認する術は持っていませんが、やらない理由を探す必要は無く、見えない答えを信じてやってみる方が良いのが答えになるかとは思います。

詳しいトレーニング方法や診断方法はまたinstaglamやHPなどに載せられたら載せてみようかと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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